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今さら聞けない!? 正しい洗顔のしかた

#beauty
今さら聞けない!? 正しい洗顔のしかた

洗顔の目的とは



洗顔は毎日のことなので、ルーティン化しているし、大急ぎの朝や考えごとをしている時などは、無意識に済ませてしまう日もあるのではないでしょうか。
でも、毎日のケアだからこそ、間違ったやり方で顔を洗い続けていたら、知らないうちに肌に負担がかかっていることも。

強くこすりすぎて肌荒れから皮膚炎を起こしたり、肌質に合わないクレンジング料が原因で軽微な炎症が続いた結果、
色素沈着が残ったりするケースもあれば、熱めのお湯で洗い続けたために、皮膚が乾燥して細かいちりめんジワの原因になることもあるのです。

そんなことにならないように、肌に負担がかからない、正しい洗顔についておさらいしましょう。

そもそも、なぜ顔を洗わなければいけないのでしょうか?
メイクをしているときは、それをオフするためであり、余分な皮脂や古い角質、皮膚に付着したホコリなどを洗い流して清潔に保つためでもあるでしょう。
例えば、ガーデニングに精を出して土と汗にまみれるほど汚れたり、ホコリだらけの部屋で断捨離をして大汗をかいたりするような日は、
洗顔もシャンプーもしっかり洗って汚れを洗い流したいところです。
でも、毎日そんなに汚れることはありませんね。普通の生活をした日であれば、洗顔も軽めでいいはずです。
タオルや衣類の洗濯や食器洗いも、汚れに応じて洗い方や洗剤の量が変わってきます。
洗顔も同じことだと考えてみてください。

「メイクはしっかり落としてダブル洗顔」は正しい? 

クレンジング料でメイクを落としてから、洗顔料で洗う洗顔法は「ダブル洗顔」と呼ぶことが多いようです。
あなたが春スキーやお子さんの運動会、趣味のマリンスポーツで強い日差しを避けるために強めの日焼け止めを塗り、
いつもよりファンデーションをしっかりつけているようなら、その日はクレンジング料で落としてから洗顔料で洗ってもいいでしょう。
その際も、くれぐれもコットンで拭き取るようなタイプではなく、
メイクとなじませて洗い流すタイプのものでやさしくオフしてください。

特に汚れたわけではない普段の日の洗顔は、できるだけプロセスをシンプルに。
肌質に合うオールインワンタイプの洗顔料なら、メイクを落としながら洗顔することができます。
肌への刺激は少ないほうがよいのですから。


最近は、スキンケア用品の研究開発が進んで、新しい洗顔用アイテムもいろいろ登場しています。
例えば、バスタイムなどに濡れた手でも使えるジェルタイプの洗顔料などはとても便利。
自分のライフスタイルと肌質に合わせて、ベストな洗顔料を選びましょう。

「朝の洗顔はぬるま湯だけでいい」は正しい? それとも間違い?



少し前のことですが、「肌が敏感な人は、朝起きて顔を洗うときは石けんを使わずに
ぬるま湯洗顔だけがいい」というスキンケア情報が流行ったことがありました。
起きたばかりで肌が汚れていないのに、洗顔料で顔を洗うと、皮脂が取れすぎてしまって
肌が乾燥するから、というのがその理由のようです。

結論からいうと、これは間違い。夜寝ている間も、私たちの皮膚からは皮脂が盛んに分泌され、汗もたくさんかいています。
皮膚の表面には、夜のスキンケアで使った保湿剤の成分も残っています。
ぬるま湯だけの洗顔では、それらを洗い流すことができず、毛穴の詰まりやニキビの原因になったり、
化粧品成分が酸化して肌のくすみを招いたりすることも。
朝は、ぬるま湯と洗顔料の泡でやさしく洗い、皮膚の表面の皮脂や古い角質、残った化粧品成分を洗い流してください。

「朝に洗顔料を使って洗うと、肌が乾燥して突っ張り感を覚えるからイヤ」という人は、おそらく次のような原因が当てはまると思われます。
①熱すぎるお湯で洗顔している
②刺激の強い石けんや洗顔料を使っている
③洗顔後の保湿が不十分である。

思い当たることはありませんか?

お肌にやさしい洗顔 まとめ



正しい洗顔のポイントを箇条書きにしてみましょう。
①    肌への刺激はできるだけ少なくする。普段のメイクなら、クレンジング料+洗顔料のダブル洗顔ではなく、
  メイクも落とせる洗顔料で1回洗顔を。
②    洗顔するときのお湯の温度は30℃を目安に、ごくぬるいお湯がベスト。
  熱いお湯や強めのシャワーは皮膚を乾燥させてしまいます。
③    顔を洗うときは「泡で洗う」意識で。洗顔料は泡だてネットなどでよく泡だてて、
  指に力を入れすぎないように、やさしくクルクルと円を描くように洗います。
④    すすぎは十分に。ぬるま湯で、洗顔料の成分が残らないように洗い流します。
⑤    清潔なタオルで、抑えるようにして水分を拭き取ります。こすってはダメ。
⑥    洗顔したら、すぐに保湿を!

洗顔は、スキンケアの基本的なプロセスのひとつですが、だからこそ正しい手順で毎日コツコツ続けていれば、必ずその効果が現れるはず。
肌への負担を避けることによって、ターンオーバー(皮膚組織の入れ替わり)を促進して
肌の潤いが増し、シミや大人ニキビの予防にもつながります。
反対に、間違った洗顔法を続けて肌に余計な刺激が加わると、
炎症後の色素沈着や乾燥によるシワを招くこともあるのです。
今日からクレンジングと洗顔を見直して、すべすべなお肌を育てて行きましょう。


構成/文 吉本 直子
医療・健康ライター。一般向けの健康書籍や雑誌記事の執筆をはじめ、医師向けの学術誌制作にも携わる。
得意なジャンルは皮膚科学全般および美容皮膚科学、婦人科学、漢方医学、栄養学など。
ライフワークは医学学会に参加することと、歌舞伎と浮世絵から江戸時代の人たちのセルフメディケーションを学ぶこと。